2013年7月15日月曜日

SF日常系漫画 大武政夫 「ヒナまつり」



突如として若手893の新田の家に落ちてきた奇妙な楕円形の物体。
 中から現れたのは、一人の少女「ひな」。
 ヤクザの新田とひなが巻き起こすSFコメディ。

ひなはセリフも少なく、表情も乏しいが、
先の読めないひなの動きに新田や周りの人物が右往左往していく。

この手法はコメディ漫画と相性が良く、あの人気漫画「よつばと」でも
使われている手法。
よつばと比較した場合にひなのがさらに動きや表情は乏しいが、
そこは宇宙人?という設定からか、無茶苦茶な行動を巻き起こす。

ひなの一挙動に同居する新田が3~4倍のリアクションをとり、
物語がどんどん進んでいく。

個人的にとっても好きな作品。
シンプルな構成で、いつの間にか893の新田が父親のようにひなと接するようになり、
ほのぼのとしながら、笑える作品。

SF要素を絡ませながら、日常漫画を上手に描いている。
絵も見やすく、わかりやすいコマ割に、
これが大武政夫氏の初連載だというから驚き。

0 件のコメント:

コメントを投稿