2013年6月30日日曜日

男が読む少女漫画 作者 やまもり三香「ひるなかの流星」 

主人公の女子高生、与謝野すずめが家庭の事情でド田舎から東京に転校するとこから話がはじまる。

典型的な田舎娘が東京に出て、カルチャーショックを受けつつも順応していく。


この漫画で残念なのが、二巻以降ですぐにすずめの田舎者属性を失いつつある。
田舎特有の人との距離感の近さだったり、適度に鈍感なところが、消えて、
普通の都会の女子高生としての振る舞いになってしまう。

でもこれは致し方ないのかなぁと思う。

くらもちふさこ氏の「天然コケッコー」のように都会から田舎に転校する場合は、
都会のメンタリティを保つ事ができるけど、
逆に田舎から都会に行く場合は、ファッションや流行など色々な刺激が強すぎて、
すぐ染まってしまう。

もうちょいがんばって田舎娘で都内の高校生として頑張ってほしかたっが、
普通に恋愛して、女子高生の恋愛漫画になっちゃいそうな雰囲気。

二巻までしか読んでいないが、ここからやまもり三香さんの力量に期待。

田舎娘の維持を存分に発揮して、すずめをより魅力的なキャラクターにしてもらいたい。


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